2014年5月26日月曜日

米国免許を取得する(実技編)

 これはあくまでもCA州での話です。米国内ではそれほど大きな違いはありませんが、州によってはやらなければならないこと、そうでないものが変わるので詳しくは受験する州のDMVのHPを確認して下さい。

実技試験の流れ。
0. DMVに行く
 基本的に実技試験は自分の車で受験します。したがって自分の車が必要になります(レンタカー可) 。
 また、DMVまでの運転を自分でする場合は、少なくとも国際免許証が必要です。但し、カリフォルニア州に於いては、国際免許証があっても居住者は運転が認められていません。この場合、筆記試験の際に日本の免許証を提示しておけば、単独でも運転することが認められる仮免許証を発行してもらえるのでご安心を。また、実技試験の前半では車のメンテナンスのチェック及び使用方法の確認が行われます。以下の試験内容を元に事前に準備をしてください。

1. 受付
 実技試験を受講するためには事前に予約が必要です。予約をした時に貰った書類を持って、指定された受付に並びます。 この時に、以下の書類を用意してください。
  • 車両の登録証(Registration Card)
  • 保険証(Insurance)
  • 仮免許証(Permit)
  • 日本の免許証/国際免許証
  • パスポート
  • ビザ関係書類
下3つは、場合によっては不要ですが、一応用意しておくとよいでしょう。受付が終わると、"Good Luck!"と言われて送り出されます。

2. 実技試験(前半)
 実技試験の待機列の後ろに車を停めて待ちます。ここで30分くらいは軽く待ち時間が発生します。一人で行く場合はトイレに自前に行くと良いと思います。また、直前の車をしっかり見ていると、試験で何をやらされるのかがわかりますので、良いと思います。
 待っていると試験官がやってきます。受付で渡された書類を渡して試験開始です。これ以降は、車の中には自分と試験官以外は乗れません。子供はもちろんペットも不可なので注意を。
 試験の最初は車のチェックです、以下にチェック内容を示します。実際に動かすように問われるので指示の通り動かしてください。
  • ナンバープレート、ミラーが付いているか。
  • 左右の方向指示灯、ハザードランプ、ブレーキ(ランプ)は作動するか。 
  • ワイパーは動くか
以上が終わると、いよいよ車を発進させます。合格条件は、一発試験中止になる失敗を一度もせず、減点対象となる失敗を15回以下に抑えることです。一発試験中止になる内容としては、
  • 信号無視
  • バック中に縁石に乗り上げる
  • 右左折/車線変更時に移動先の目視を忘れた
  • 人/物にぶつかる
  • 一時停止無視(横断歩道での一時不停止などを含む)
  などで、減点対象となる失敗としては、
  • 右左折時にカーブを大回り/小回りし過ぎた
  • 発進/停止がスムーズでない
  • 方向指示灯のタイミングが遅い/早い
などです。日本で運転経験がながければ、減点対象を15個以下に抑えることは簡単ですが、一発中止には特に気をつける必要があります。特に、反対車線側の歩行者の見落としや、通学バスの前後での一時停止などには注意する必要があります。また、米国で初めて免許を取る場合は、事前の運転をしっかりとこなしておく必要があります。

 見事合格すれば、採点表の"PASS"のところにチェックをしてもらえます。

3. 試験後
 合格した場合は、指定された受付に行き、合格した旨を伝えます。ここで仮の免許証を貰って終了です。正式な免許証は後日送られてきます。2週間はかかる。と言われますが、実際は一ヶ月程度かかります。尚、あまりにも遅く、仮の免許証の期限が切れてしまいそうなときは一度DMVに連絡することをお勧めします。

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